矢沢あいの描き下ろし・コラボが増えた?過去から現在までの活動を調査

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『NANA』『天使なんかじゃない』『ご近所物語』など、数々の人気作品を生み出してきた漫画家・矢沢あい先生

最近、矢沢あい先生の作品と企業とのコラボを目にする機会が増えたように感じませんか?

2026年だけを見ても、GODIVAやヱビスビール、HARE、ラブ・ライナーなど、さまざまな企業・ブランドとのコラボが次々と登場しています。

しかも、過去のイラストを使用した商品だけでなく、矢沢あい先生による新規描き下ろしイラストが登場することも!

私自身、

「最近、矢沢あい先生の活動がかなり増えてない?」

と気になっていました。

そして矢沢あい先生といえば、やっぱり気になるのが、2009年から休載が続いている『NANA』のこと。

これだけ描き下ろしやコラボが増えているのを見ると、

「もしかして近い将来、『NANA』の連載再開も期待していいの……?」

なんて、ついつい期待してしまいます。

そこで今回は、『NANA』が休載した2009年までさかのぼり、矢沢あい先生がこれまでどのくらい描き下ろし作品を発表してきたのか、企業コラボは本当に最近増えているのかを調べてみました。

調べてみると、「最近になって急に活動を始めた」というわけではないことも分かってきました。

この記事でわかること

  • 『NANA』休載後の矢沢あい先生の主な描き下ろし・活動
  • 2009年から2026年までの活動の変化
  • 過去に行われた企業・ブランドとのコラボ
  • 最近、本当に描き下ろしやコラボが増えているのか
  • 『NANA』の連載再開は期待できるのか

※本記事は、現在確認できる公式情報や報道をもとにまとめています。過去の活動については現在Web上で確認できないものもあるため、すべての活動を網羅するものではありません。

矢沢あいの描き下ろし・コラボは最近増えた?

先に結論からいうと、今回2009年までさかのぼって調べてみたところ、「描き下ろし」と「企業コラボ」では少し違った傾向が見えてきました。

矢沢あい先生は『NANA』休載後も、断続的に新しいイラストや漫画を描いています。

中には一度に数十点ものイラストを制作した仕事もあり、2023年には『天使なんかじゃない』『ご近所物語』『NANA』のLINEスタンプを、各作品40種類、合計120種類すべて新規で描き下ろしています。

そのため、

「最近になって急にたくさん絵を描くようになった」

というわけではなさそうです。

一方で企業やブランドとのコラボを見てみると、以前からコスメやファッションブランドなどとの企画はあったものの、2024年ごろから目にする機会がぐっと増えていることが分かりました。

特に2026年は、9月時点ですでにさまざまなジャンルの企業とのコラボが登場しています。

つまり、最近「矢沢あい先生、すごく活動してない?」と感じるのは、企業コラボが増えたことで、私たちが矢沢作品を目にする機会そのものが増えていることも理由のひとつなのかもしれません。

では、『NANA』休載後、矢沢あい先生は実際にどのくらい新しい作品を描いてきたのでしょうか。

『NANA』休載後の主な描き下ろしを年表でチェック

まずは、『NANA』が休載した2009年以降、矢沢あい先生がどのような描き下ろしを発表してきたのか見てみましょう。

調べてみると、休載後ずっと描いていなかったわけではなく、体調と向き合いながら少しずつ新しいイラストや漫画を発表していたことが分かりました。

確認できた主な描き下ろし・活動
2009年『NANA』休載
2010年『NANA』クリスマスカードを描き下ろし
2011~2012年今回確認できた主な描き下ろしなし
2013年『NANA』「淳子の部屋」新作漫画/『下弦の月』文庫版カバー・イラスト/『NANA』ポストカードなど
2014年『Paradise Kiss』文庫版全4巻のカバーを描き下ろし
2015年『NANA』メモパッド・マスクケース・2016年カレンダー/『天使なんかじゃない』ポストカードなど
2016年『NANA』トランプBOX用イラスト/「淳子の部屋」新作漫画など
2017年JUJU「いいわけ」Inspired Movie用に全23枚を描き下ろし
2018年『ストリート・トラッド』の全31スタイルのイメージイラスト/『りぼんのふろく「カワイイ」のひみつ』表紙など
2019年『天使なんかじゃない 新装再編版』全5巻のカバーを描き下ろし
2020年「スペースチャンネル5」20周年記念イラストなど
2021年今回確認できた主な描き下ろしなし
2022年「ALL TIME BEST 矢沢あい展」キービジュアル・グッズ用イラスト/LINEスタンプ全16種類など
2023年『天使なんかじゃない』『ご近所物語』『NANA』LINEスタンプ全120点を描き下ろし
2024年『りぼん』70周年企画の『ご近所物語』イラストなど
2025年UT用『NANA』イラスト/『矢沢あい「NANA」の世界』特別イラストなど
2026年ヱビス「現代の美人画」/GODIVA×『NANA』コラボイラストなど、複数の描き下ろしを発表

※現在確認できる公式情報や報道をもとに、主な描き下ろし・活動をまとめています。すべての作品を網羅するものではありません。また、同じイラストが複数の商品などに使用されている場合は、重複して数えていません。

こうして並べてみると、矢沢あい先生は『NANA』休載後も、さまざまな形で新しい作品を描いていたことが分かります。

特に目を引くのが、2017年のJUJUさんとのコラボや、2018年の『ストリート・トラッド』、そして2023年のLINEスタンプ。

「最近になって突然描き始めた」というより、体調と向き合いながら、その時々で描き下ろしを発表してきたようです。

では、ここからは特に気になった時期をもう少し詳しく見ていきましょう。

2009~2012年|『NANA』休載後は活動が少ない時期に

『NANA』は2009年、矢沢あい先生の療養のため休載となりました。

2010年には『Cookie』で、ナナとハチが登場するクリスマスカード用の描き下ろしイラストを発表。

一方、2011年と2012年については、今回調べた範囲では大きな新規描き下ろし作品を確認できませんでした。

少なくとも今回確認できた範囲では、現在と比べると新しい描き下ろしの発表が少ない時期だったようです。

2013~2016年|漫画も復活!『NANA』の描き下ろしも

動きが大きく変わったのが2013年です。

『Cookie』2013年3月号には、「淳子の部屋」の描き下ろし特別編を掲載。

矢沢あい先生が漫画を描くのは約3年半ぶりで、その後も「淳子の部屋」の新作が掲載されました。

さらに『下弦の月』文庫版の描き下ろしや、『NANA』のポストカードなども登場。

2014年には『Paradise Kiss』文庫版全4巻の表紙を描き下ろしています。

そして2015年には、『NANA』のメモパッドやカレンダー、『天使なんかじゃない』のポストカードなど、さまざまな描き下ろしが登場しました。

中でも『NANA』2016年版カレンダーには、「『NANA』のそれから」をテーマにした7点の描き下ろしイラストが使用されています。

連載自体は休載していても、ナナやハチたちを新しく描く仕事は続いていたんですね。

ちなみに2015年には、『NANA』の描き下ろしイラストを使用したマスクケースも『Cookie』の付録として登場しています。

これを知ったとき、私は、

「マスクケースってコロナ禍以降に出てきたものだと思ってた!」

と、全然違うところでも驚きました(笑)。

もちろん当時から花粉症や風邪対策などでマスクを持ち歩く人はいましたが、2015年の付録にすでにマスクケースが登場していたというのは、今振り返るとちょっと面白いですよね。

2017~2018年|実はこの時期も多くのイラストを描いていた!

さらに驚いたのが2017年と2018年です。

2017年には、JUJUさんの楽曲「いいわけ」と矢沢あい先生がコラボ。

楽曲からインスピレーションを受けてオリジナルキャラクターを生み出し、Inspired Movieのために全23枚のイラストを描き下ろしました。

そして翌2018年には、書籍『ストリート・トラッド ~メンズファッションは温故知新』で、メンズファッションの歴史を表現した全31スタイルのイメージイラストを描き下ろし

さらに、『りぼんのふろく「カワイイ」のひみつ』の表紙も描き下ろしています。

今回調べるまで、私は「最近になって描き下ろしがかなり増えたのかな?」と思っていましたが、実は2017~2018年にも、これだけまとまった数のイラストを制作していたことが分かりました。

ただし、ここでとても重要なのが、「たくさんイラストを描けること」と「漫画を連載できること」は同じではないということです。

JUJUさんとの仕事を終えた2017年、矢沢あい先生は、

「漫画の連載再開にはまだ少し体力不足」

とコメントしています。

23枚ものイラストを描き下ろしていても、継続して漫画を描き続ける連載となると、また必要な体力が違うということなのでしょう。

この言葉は、現在の活動から『NANA』の連載再開を考えるうえでも、とても重要なポイントになりそうです。

2019~2021年|描き下ろしは少なめでもコラボは続いていた

2017~2018年には多くのイラストを描き下ろしていた矢沢あい先生ですが、2019年以降は再び、確認できる新規描き下ろしが少なくなります。

2019年には、『天使なんかじゃない 新装再編版』全5巻が発売され、表紙はすべて矢沢先生の描き下ろしとなりました。

ちなみに私は『天ない』が大好きで、昔のりぼんマスコットコミックス全8巻を持っていたはずなのですが……

現在、行方不明です(笑)。

完全版は実家にある気がするのですが、この新装再編版は表紙が全部描き下ろしと知ってしまうと、また欲しくなってしまいます。

なお、新装再編版は当初2019年6月から順次発売される予定でしたが、4・5巻については矢沢先生の体調不良により発売が延期されました。

新しいイラストを描く活動が見られる一方で、まだ体調と向き合いながら活動していたこともうかがえます。

2020年には、ゲーム「スペースチャンネル5」の20周年を記念し、主人公・うららと『NANA』の大崎ナナ、ハチが並ぶイラストを発表。

そして2021年は、今回調べた範囲では目立った新規描き下ろしを確認できませんでした。

ところが、矢沢作品の動き自体がなかったわけではありません。

2021年10月には、3COINSと『天使なんかじゃない』がコラボ!

前年の2020年には3COINSと『ご近所物語』がコラボしており、矢沢作品とのコラボ第2弾として、『天ない』の名シーンやカラーイラストなどを使った全39アイテムが発売されました。

バッグやポーチ、マグカップ、ステーショナリー、Tシャツなど、かなり豊富なラインナップだったようです。

ちなみに私は、このコラボを今回調べて初めて知りました。

『天ない』好きとしては「全39アイテムもあったなんて……知らなかったのが悔しい!」の一言(笑)。

とはいえ、当時住んでいた地域には3COINSがなかったので、知らなかったのも仕方ない……と思うことにします(笑)。

この時期を見てみると、新規描き下ろしの動きと、矢沢作品を使った企業コラボの動きは必ずしも同じではないことも分かります。

この違いは、後ほど企業コラボの年表でも詳しく見ていきます。

2022年|「矢沢あい展」をきっかけに再び活動が活発に

2022年に開催された「ALL TIME BEST 矢沢あい展」

『天使なんかじゃない』『ご近所物語』『Paradise Kiss』『NANA』などの原画やイラスト、当時のふろくなど約300点が展示され、矢沢あい先生自身が総監修を務めました。

展覧会のキービジュアルとして描かれたのは、『NANA』の大崎ナナと『天使なんかじゃない』の須藤晃

作品の枠を超えた2人が並ぶ、描き下ろしイラストです。

さらに展覧会オリジナルグッズのための描き下ろし3点も登場。

同年10月には、『天使なんかじゃない』『ご近所物語』『下弦の月』『NANA』のキャラクターが登場する動くLINEスタンプ全16種が発売され、こちらもすべて新規描き下ろしでした。

そして、この年にはもうひとつ、とても気になる矢沢あい先生の言葉がありました。

展覧会開催にあたって行われたインタビューで、矢沢先生は、準備を進める中で以前より体力を取り戻せているように感じたと話しています。

さらに、体調管理をしながら、少しずつでもまた作品を描いていきたいという思いも明かしていました。

2017年には漫画の連載再開について「まだ少し体力不足」と話していた矢沢先生。

それから5年後の2022年に「以前より体力を取り戻せている」と感じていたというのは、ファンとしてはうれしくなる言葉ですよね。

2023年|LINEスタンプ120種類をすべて描き下ろし!

そして2023年。

描き下ろしの「数」だけを見るなら、今回調べた中でも特にインパクトが大きかったのがこの年です。

2023年4月に、

  • 『天使なんかじゃない』40種類
  • 『ご近所物語』40種類
  • 『NANA』40種類

のLINEスタンプが発売されました。

なんと合計120種類すべてが矢沢あい先生による新規描き下ろし!

しかも、それぞれの作品に合わせてペンタッチや仕上げ方も変えられています。

120種類……。

改めて数字で見ると、すごい量ですよね。

さらに矢沢先生は、このLINEスタンプについてコメントする中で、『天ない』『ご近所』『NANA』のキャラクターたちを、

「今も私の中で生き続ける愛しいキャラ達」

と表現しています。

『NANA』が長期休載していても、ナナやハチたちは今も矢沢先生の中で生き続けている。

そう考えると、この言葉はファンとしてかなりうれしいものがあります。

また2023年には、『ご近所物語』と「ROYAL PARTY」、『NANA』と「PASSIONAL LOVER」など、企業とのコラボも登場。

そして翌2024年以降、こうした企業・ブランドとのコラボはさらに目立つようになっていきます。

2024~2026年|企業コラボが一気に目立つように!

そして2024年以降は、描き下ろしに加えて、矢沢作品と企業・ブランドとのコラボがさらに目立つようになります。

ファッションやコスメだけでなく、ウェディングドレス、靴、ゲーム、ビール、チョコレートなど、そのジャンルもさまざま。

特に2026年には、GODIVAやヱビスとのコラボで新たな描き下ろしも登場しています。

では、企業コラボは実際にいつごろから行われ、近年どのように変化してきたのでしょうか。

ここからは、『NANA』休載後に確認できた主な企業・ブランドとのコラボを見ていきます。

矢沢あい作品の企業コラボも増加!過去から現在までを比較

描き下ろしについて調べてみると、『NANA』休載後も以前から新しいイラストを発表していた矢沢あい先生。

では、私が最近「増えた?」と感じていた企業やブランドとのコラボはどうなのでしょうか?

こちらも過去までさかのぼって調べてみました。

今回確認できた主な企業・ブランドとのコラボ
2009~2016年今回確認できた主な企業・ブランドとのコラボなし
2017年JUJU × 矢沢あい「いいわけ」
2018年KOSE「リップ ジェル マジック」×『ご近所物語』
2019年jouetie ×『ご近所物語』/花王「and and」×『NANA』
2020年3COINS ×『ご近所物語』
2021年3COINS ×『天使なんかじゃない』
2022年Q-pot. ×「ALL TIME BEST 矢沢あい展」/LUPICIA ×「ALL TIME BEST 矢沢あい展」
2023年ROYAL PARTY ×『ご近所物語』/PASSIONAL LOVER ×『NANA』
2024年Lulu felice ×『ご近所物語』『NANA』/ZEPETO ×『NANA』/銀座かねまつ ×『NANA』など
2025年LINE POP2 ×『NANA』/Libroaria ×『NANA』/UT × 矢沢あい/LeSportsac × りぼん70周年『天使なんかじゃない』/PLUS VENDOME ×『NANA』/KATE ×『NANA』など
2026年ADDIXY ×『NANA』/HARE ×『NANA』/ヱビス × 矢沢あい/ラブ・ライナー ×『NANA』/『ご近所物語』×サンリオキャラクターズ/Urumia × 矢沢あい作品/GODIVA ×『NANA』など

※現在確認できる公式情報や報道をもとに、主な企業・ブランドとのコラボをまとめています。すべてのコラボを網羅するものではありません。
※2026年は9月時点の情報です。

こうして並べてみると、企業コラボ自体は最近になって始まったものではないことが分かります。

2018年には『ご近所物語』とKOSE、2019年にはjouetieや花王、2020・2021年には3COINSと2年連続でコラボするなど、以前からさまざまな企業との企画が行われていました。

ただ、2024年ごろからは少し雰囲気が変わってきます。

ファッションだけでなく、ウェディングドレス、靴、ゲーム、香水、コスメ、ジュエリー、ビール、カラコン、チョコレートなど、コラボするジャンルがさらに広がっているのです。

ここからは、特にコラボが目立つようになった2024年以降を詳しく見ていきます。

2024年|ウェディングドレスや靴、デジタルの世界にも!

2024年には、矢沢作品とのコラボがさらに幅広いジャンルへ広がっていきます。

ウェディングブランドLulu feliceでは、『ご近所物語』『NANA』とのコラボドレスを発表。

『NANA』からは、大崎ナナをイメージした赤いドレスなどが登場しました。

さらに、メタバースアプリZEPETOでは『NANA』とのコラボアイテムが登場。

ナナやハチたちをイメージしたファッションだけでなく、707号室を思わせるインテリアなども展開されました。

そして秋には、銀座かねまつ ×『NANA』のコラボも。

ナナをイメージしたエンジニアブーツや、ハチをイメージしたフラットシューズが発売されています。

漫画のキャラクターをそのまま商品にプリントするだけではなく、作品の世界観やキャラクターのファッションを現実のアイテムとして楽しめるコラボが増えてきたのも印象的です。

2025年|香水・UT・ジュエリー・コスメまで!

2025年に入ると、さらにコラボのジャンルが広がります。

2月にはスマホゲームLINE POP2 ×『NANA』のコラボイベントが開催。

続いてフレグランスブランドLibroariaからは、大崎ナナと小松奈々をイメージした香水が登場しました。

そして夏には、UT × 矢沢あいが発売。

『天使なんかじゃない』『ご近所物語』『Paradise Kiss』『NANA』の4作品がUTになり、『NANA』ではこの企画のために描き下ろされた大崎ナナのイラストも使用されました。

秋には、ジュエリーブランドPLUS VENDOMEから『NANA』とのコラボジュエリーが登場。

ナナとハチ、それぞれをイメージしたネックレスやリングなどが展開されました。

さらにKATE ×『NANA』では、限定デザインのマスカラも発売。

香水、Tシャツ、ジュエリー、コスメと並べてみると、2025年だけでもかなり幅広いですよね。

そして2026年には、さらにさまざまなジャンルとのコラボが続いていきます。

2026年|「最近コラボ多くない?」は気のせいじゃなかった!

そして2026年。

ここまで過去のコラボを振り返ってみると、私が最近感じていた

「矢沢あい作品とのコラボ、めちゃくちゃ増えてない?」

という感覚も、やっぱり気のせいではなさそうです。

年明けから、さまざまなジャンルとのコラボが続いています。

まず1月には、ファッションブランドADDIXY ×『NANA』のコラボが登場。

続いて3月には、ファッションブランドHARE ×『NANA』のコラボアイテムが発売されました。

さらに2026年に注目したいのが、ヱビス × 矢沢あいです。

春の第1弾では、「門出」をテーマにした「現代の美人画」として、「彩-あや- 第一景」「彩-あや- 第二景」の2作品を描き下ろし。

作品はヱビスビールのデザイン缶にも使用されました。

そして夏には第2弾として、夏祭りをテーマにした「涼-りょう- 第一景」「涼-りょう- 第二景」を新たに描き下ろしています。

企業とのコラボでありながら、矢沢作品のキャラクターを使った企画ではなく、矢沢先生が新たな「現代の美人画」を描いているというのも興味深いところです。

5月には、ラブ・ライナー ×『NANA』のコラボが発表され、アイライナーやマスカラが登場。

6月には、『ご近所物語』×サンリオキャラクターズという、なんともかわいい組み合わせも発表されました。

さらに7月には、カラコンブランドUrumiaと矢沢あい作品がコラボ。

『NANA』『ご近所物語』『天使なんかじゃない』『Paradise Kiss』の4作品から着想したカラコンが登場しています。

そして同じ7月には、バンダイから『NANA』ツインウエハースも発売されました。

実は私、2月に発売された『天使なんかじゃない』『ご近所物語』『Paradise Kiss』『NANA』の4作品が入った「矢沢あい ツインウエハース」をお店で探したのですが、結局見つけられず……。

その後、7月に『NANA』だけのウエハースまで発売されていたことを今回調べて知りました。

がーん。こっちも知らなかった(笑)。

こういう商品まで次々登場していることを考えると、企業とのコラボだけでなく、矢沢作品そのものに触れる機会がかなり増えているように感じます。

そして2026年の中でも、特に大きな話題となったのがGODIVA ×『NANA』です。

8月には第1弾のコレクションが発売され、さらに9月16日からは第2弾としてチョコレートやショコリキサーなども登場します。

しかもこのコラボでは、矢沢先生が大崎ナナ、小松奈々(ハチ)、BLACK STONESのメンバーを特別に描き下ろしています。

ナナがハート形のチョコレートを持ち、ハチがショコリキサーを楽しむ姿など、『NANA』のキャラクターたちとGODIVAの世界観が組み合わされた特別なビジュアルになっています。

ファッション、コスメ、ビール、カラコン、キャラクターグッズ、そしてチョコレート。

2026年だけを見ても、矢沢作品とのコラボや商品展開はかなり幅広くなっています。

しかも、その中には矢沢先生自身による新たな描き下ろしも。

ここまで過去の活動を振り返ってみると、最近になって矢沢あい先生や矢沢作品を目にする機会が増えたと感じた理由も、少しずつ見えてきました。

※2026年9月時点の情報です。今後、新たなコラボや描き下ろしが発表された場合は追記します。

描き下ろしと企業コラボを調べて分かったこと

ここまで2009年から2026年までの活動を振り返ってみると、「描き下ろし」と「企業コラボ」は必ずしも同じ動きをしていないことが分かりました。

矢沢あい先生は『NANA』休載後も、その時々で新しいイラストや漫画を発表しており、まとまった数の描き下ろしを制作した年もあります。

一方、企業やブランドとのコラボは以前からありましたが、近年はジャンルもさらに広がり、矢沢作品を目にする機会そのものが増えています。

つまり、私が感じていた「最近、矢沢あい先生の活動が増えている?」という印象は、描き下ろしが最近になって突然増えたというより、企業コラボや商品展開も重なって、矢沢作品に触れる機会が増えていることが大きそうです。

では、ここでやっぱり気になるのが……

『NANA』の連載再開は期待できるの?

ということです。

矢沢あいの活動増加で『NANA』連載再開も期待できる?

結論からいうと、2026年9月現在、『NANA』の連載再開について公式発表はありません。

これだけ描き下ろしやコラボが続いていると、

「これだけ描けるなら、そろそろ『NANA』も……?」

と期待したくなってしまいますよね。

ただ、ここは少し慎重に考えた方がよさそうです。

2017年|23枚描き下ろしても「連載再開には体力不足」

ここで改めて注目したいのが、2017年の矢沢あい先生の言葉です。

先ほど紹介したように、この年にはJUJUさんの「いいわけ」のために全23枚のイラストを描き下ろしています。

しかし、その一方で矢沢先生は、

「漫画の連載再開にはまだ少し体力不足」

とコメントしていました。

これを見ると、まとまった数のイラストを描けることと、漫画の連載を継続できることは別だと考えた方がよさそうです。

実際、2019年には『天使なんかじゃない 新装再編版』4・5巻が、矢沢先生の体調不良によって発売延期となったこともありました。

現在、描き下ろしが増えているように見えるからといって、それだけで『NANA』の連載再開が近いとは言えません。

2022年|「以前より体力を取り戻せている」とコメント

一方で、その後には希望を感じる言葉もありました。

2022年、「ALL TIME BEST 矢沢あい展」の開催にあたり、矢沢先生は展覧会の準備を進める中で、

「以前より体力も取り戻せているように感じました」

とコメント。

さらに、

「今後は体調管理しつつ、少しずつでもまた作品を描いていけたら」

とも語っています。

2017年には「連載再開にはまだ少し体力不足」と話していた矢沢先生。

そこから5年後にこうした言葉が聞けたことは、ファンとしてはやっぱりうれしいですよね。

もちろん、これは『NANA』の連載再開を示した発言ではありません。

それでも、以前より体力を取り戻せていると矢沢先生自身が感じていたというのは、今後の活動を考えるうえで明るい言葉だと思います。

2023年以降も『NANA』を描き続けている

そして2023年以降も、矢沢先生は『NANA』のキャラクターを新たに描いています。

2023年には『NANA』のLINEスタンプ40点を描き下ろし。

2025年にはUTのために大崎ナナを新たに描き、2026年のGODIVAとのコラボでは、ナナやハチ、BLACK STONESのメンバーも描き下ろしました。

2023年のLINEスタンプ発売時には、過去作品のキャラクターについて、

「今も私の中で生き続ける愛しいキャラ達」

ともコメントしています。

『NANA』の物語そのものが再び動き出したわけではありません。

それでも、休載から長い年月が経った現在も、矢沢先生自身の手によってナナやハチたちの新しい姿が描かれている。

ファンとしては、それだけでもうれしくなりますよね。

『NANA』再開を期待したい!矢沢あいの今後の活動にも注目

ここまで調べてきましたが、2026年9月現在、『NANA』の連載再開について公式発表はありません。

漫画の連載には、一枚のイラストを描くのとはまた違う体力が必要でしょうし、何より矢沢先生の体調が一番です。

それでも、2017年の「体力不足」という言葉から、2022年には「以前より体力も取り戻せている」と語り、その後もナナやハチたちを描き続けていることを知ると……

「いつかまた続きを読める日が来たらいいな」

と、やっぱり期待してしまいます。

無理をしてほしいわけではない。

でも、もし矢沢先生自身が「また描きたい」と思える日が来たなら、そのときを楽しみに待ちたいと思います。

ナナとハチ、そしてノブやヤス、シンたちの物語の続きを、いつかまた漫画で読める日が来たらうれしいですね。

まとめ

今回は、矢沢あい先生の描き下ろしや企業コラボは本当に最近増えたのか、『NANA』が休載した2009年以降の活動を振り返ってみました。

調べて分かったのは、

  • 『NANA』休載後も、新しいイラストや漫画を断続的に発表している
  • 2017年や2018年にも、多くの描き下ろしを制作していた
  • 2023年には3作品のLINEスタンプ計120点をすべて描き下ろした
  • 企業・ブランドとのコラボも以前から行われていた
  • 2024年ごろからは、コラボするジャンルの広がりが特に目立つ
  • 2026年9月現在、『NANA』連載再開の公式発表はない

ということでした。

最初は「最近コラボ多いな~」くらいの気持ちで調べ始めたのですが、2009年までさかのぼってみると、思っていた以上にさまざまな活動をしていてびっくり!

そして個人的には、知らなかった『天ない』×3COINSを今さら発見したことがかなり悔しいです(笑)。

これからも新しい描き下ろしやコラボを楽しみながら、『NANA』についてもうれしい知らせが届く日を気長に待ちたいと思います。

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