近年、男子バレーボール日本代表では海外リーグへ挑戦する選手が年々増えています。
世界最高峰といわれるイタリア・セリエAをはじめ、ポーランドやフランス、トルコなど、海外のトップリーグで経験を積み、日本代表でも活躍する選手が多くなりました。
現在では海外挑戦が珍しいことではなくなりましたが、その道を切り開いてきた先輩たちの存在も忘れることはできません。
この記事では、現在海外リーグでプレーしている男子バレー選手や、これまで海外へ移籍した歴代選手を一覧で紹介します。
さらに、海外挑戦の歴史やイタリアリーグが人気を集める理由についても分かりやすくまとめました。
この記事でわかること
- 現在海外リーグでプレーしている男子バレー選手
- 海外リーグへ移籍した歴代選手
- 各選手の所属クラブや移籍先
- 男子バレー選手が海外リーグへ挑戦する理由
- イタリアリーグが人気を集める理由
※所属クラブ名は在籍当時の名称を基本とし、現在名称が変更されている場合は現在の名称もあわせて記載しています。
男子バレー海外リーグ移籍選手一覧!現在海外でプレー中の選手を紹介!
2026年シーズン現在、海外リーグでプレーしている男子バレー選手を一覧にまとめました。
| 選手名 | ポジション | 所属クラブ | 所属国 |
|---|---|---|---|
| 石川祐希 | OH | ジラート・バンク・アンカラ | トルコ |
| 髙橋藍 | OH | ボクダンカ LUK ルブリン | ポーランド |
| 大塚達宣 | OH | パワーバレー・ミラノ(Allianz Milano) | イタリア |
| 小川智大 | L | ボクダンカ LUK ルブリン | ポーランド |
現在、海外リーグでプレーしている日本代表選手は4人です。
海外でプレーしている4選手のうち、2人がポーランドリーグ、1人がイタリアリーグ、1人がトルコリーグでプレーしています。
特に石川祐希選手は、大学在学中からイタリアへ挑戦し、日本人選手として長年トップリーグで結果を残し続けてきました。その姿に刺激を受けるように、髙橋藍選手や大塚達宣選手、小川智大選手など、若い世代も海外へ挑戦する流れが生まれています。
海外リーグでは、世界トップレベルの選手と日常的に対戦できるため、技術や戦術だけでなく、試合での判断力や対応力も磨かれます。
近年、日本代表が国際大会で好成績を収めている背景には、こうした海外での経験も大きく関係しているといえるでしょう。
男子バレー海外リーグへ移籍した歴代選手一覧
現在だけでなく、これまでにも多くの日本人選手が海外リーグへ挑戦してきました。
イタリアをはじめ、ポーランドやドイツ、フランス、ブラジルなど、それぞれ異なる環境で経験を積み、日本代表や所属クラブで活躍しています。
ここでは、海外リーグへの移籍経験が確認できる主な男子バレー選手を紹介します。
| 選手名 | 主な所属クラブ | 主な移籍先 | 現在 |
|---|---|---|---|
| 石川祐希 | モデナ、ラティーナ、シエナ、パドヴァ、ミラノ、ペルージャ、アンカラ | イタリア、トルコ | 海外 |
| 髙橋藍 | パドヴァ、モンツァ、ルブリン | イタリア、ポーランド | 海外 |
| 大塚達宣 | ミラノ | イタリア | 海外 |
| 小川智大 | ルブリン | ポーランド | 海外 |
| 西田有志 | ヴィボ・ヴァレンツィア | イタリア | 国内 |
| 関田誠大 | クプルム・ルビン | ポーランド | 国内 |
| 柳田将洋 | ビソンズ・ビュール、クプルム・ルビン、ユナイテッド・バレーズ・フランクフルト | ドイツ、ポーランド | 国内 |
| 宮浦健人 | PSGスタル・ニサ、パリ・バレー | ポーランド、フランス | 国内 |
| 高橋慶帆 | パリ・バレー | フランス | 国内 |
| 越川優 | パッラヴォーロ・パドヴァ、モンゴルリーグ | イタリア、モンゴル | 海外 |
| 福澤達哉 | マリンガ、パリ・バレー | ブラジル、フランス | 引退 |
| 加藤陽一 | イタリア・ギリシャ・フランスの各クラブ | イタリア、ギリシャ、フランス | 引退 |
※所属クラブは主な海外クラブを掲載しています。
※「海外」は現在海外クラブに所属、「国内」はSVリーグなど国内クラブに所属、「引退」は現役を引退した選手を表しています。
海外挑戦というと、近年の石川祐希選手や髙橋藍選手の活躍が注目されますが、日本人選手の海外進出は以前から少しずつ続いてきました。
特に加藤陽一選手や越川優選手、柳田将洋選手らの挑戦は、その後に続く世代へ大きな影響を与えたといえるでしょう。
ここからは、日本代表として海外リーグで活躍し、日本男子バレーの海外挑戦を語るうえで欠かせない4選手の移籍年表を紹介します。
日本男子バレーの海外挑戦を切り開いた4選手の移籍年表

海外リーグへ挑戦した日本人選手は数多くいますが、その中でも日本男子バレーの海外挑戦の歴史を語るうえで欠かせない4選手を紹介します。
加藤陽一選手が切り開いた道を、柳田将洋選手、石川祐希選手、髙橋藍選手へと受け継ぎ、現在では海外挑戦が日本代表選手にとって身近な選択肢の一つとなりました。
ここでは、それぞれの海外での歩みを年表で見ていきましょう。
石川祐希の海外移籍年表
大学在学中からイタリアへ挑戦した石川祐希選手は、日本人選手として世界最高峰リーグで長年活躍を続けています。
複数のクラブを渡り歩きながら経験を積み、2026年シーズンからはトルコリーグへ新たな挑戦を始めました。
| シーズン | 所属クラブ | 国 |
|---|---|---|
| 2014-15 | パッラヴォーロ・モデナ | イタリア |
| 2016-18 | トップ・バレー・ラティーナ | イタリア |
| 2018-19 | エマ・ヴィラス・シエナ | イタリア |
| 2019-20 | キオエネ・パドヴァ | イタリア |
| 2020-24 | パワーバレー・ミラノ(Allianz Milano) | イタリア |
| 2024-26 | シル・スーサ・ヴィム・ペルージャ | イタリア |
| 2026- | ジラート・バンク・アンカラ | トルコ |
海外で長年プレーを続ける石川選手の姿は、多くの日本人選手に影響を与えています。
髙橋藍の海外移籍年表
東京2020オリンピック後にイタリアへ渡った髙橋藍選手。
イタリアで2クラブを経験した後、2024年にサントリーサンバーズ大阪へ加入。国内リーグでプレーした後、2026年から再び海外へ挑戦し、ポーランドのボガダンカ LUK ルブリンへ移籍しました。
| シーズン | 所属クラブ | 国 |
|---|---|---|
| 2021-22 | パッラヴォーロ・パドヴァ | イタリア |
| 2022-24 | ヴェロ・バレー・モンツァ | イタリア |
| 2024-26 | サントリーサンバーズ大阪 | 日本 |
| 2026- | ボガダンカ LUK ルブリン | ポーランド |
海外で得た経験に加え、日本でのプレーを経て再び海外へ挑戦する髙橋選手。世界トップレベルの環境でさらなる成長が期待されています。
柳田将洋の海外移籍年表
柳田将洋選手は、海外挑戦が現在ほど一般的ではなかった時代にドイツリーグへ挑戦しました。
その後はポーランドでもプレーし、日本代表の主将としてもチームをけん引しました。
| シーズン | 所属クラブ | 国 |
|---|---|---|
| 2017-18 | ビソンズ・ビュール | ドイツ |
| 2018-19 | クプルム・ルビン | ポーランド |
| 2019-20 | ユナイテッド・バレーズ・フランクフルト | ドイツ |
柳田選手の挑戦は、海外でプレーする日本人選手が増えていく流れを後押しした一人といえるでしょう。
加藤陽一の海外移籍年表

日本男子バレー界で本格的に海外リーグへ挑戦したパイオニアの一人、加藤陽一選手。
2002年、自らイタリア・セリエAのトライアウトに挑戦し、日本人として初めて本格的に世界最高峰リーグへ移籍しました。
当時は日本人選手が海外でプレーする前例がほとんどなく、厳しい評価を受けることもありましたが、実力で評価を覆し、その後はギリシャやフランスでもプレー。現在、多くの日本人選手が海外へ挑戦する流れを築いた存在として知られています。
| シーズン | 所属クラブ | 国 |
|---|---|---|
| 2002-03 | シスレー・トレヴィーゾ(Sisley Treviso) | イタリア |
| 2003-04 | PAOK | ギリシャ |
| 2003-04※ | アラゴ・ド・セット(Arago de Sète) | フランス |
| 2004-05 | rPAペルージャ(rPA Perugia) | イタリア |
※2003-04シーズン途中にフランスへ移籍し、その後2004-05シーズンは再びイタリア・セリエAのペルージャでプレーしました。
海外挑戦が珍しかった時代に世界へ飛び出した加藤選手の挑戦は、その後の柳田将洋選手や石川祐希選手、髙橋藍選手らへと受け継がれ、日本男子バレー界に「海外で成長する」という新たな道を切り開きました。
男子バレー選手はなぜ海外リーグへ移籍する?イタリアが人気の理由も紹介
近年、日本男子バレーでは海外リーグへ挑戦する選手が年々増えています。
特に移籍先として多いのが、世界最高峰リーグの一つといわれるイタリア・セリエAです。
現在はポーランドやトルコなどへ移籍する選手も増えていますが、イタリアは長年にわたり多くの日本人選手が挑戦してきた国でもあります。
では、なぜこれほどイタリアリーグが選ばれているのでしょうか。
世界トップレベルの選手と毎試合対戦できる
イタリア・セリエAには、各国代表のエースやオリンピック、世界選手権で活躍するトップ選手が数多く所属しています。
リーグ戦から世界最高レベルの相手と対戦できるため、技術だけでなく、判断力や試合運び、メンタル面も大きく成長できる環境といわれています。
世界最先端の戦術や技術を学べる
イタリアリーグは高さやパワーだけでなく、戦術のレベルが非常に高いことでも知られています。
ブロックシステムやサーブレシーブ、コンビネーションなど、日本では経験できない戦術に触れられることも大きな魅力です。
海外で培った経験は、日本代表でも生かされており、国際大会でのプレーにもつながっています。
石川祐希選手や髙橋藍選手も海外で成長
石川祐希選手は大学時代からイタリアへ渡り、長年世界最高峰リーグでプレーを続けています。
また、髙橋藍選手も東京2020オリンピック後に海外挑戦を決断し、「より高いレベルで成長したい」という思いからイタリアへ渡りました。
現在は石川選手がトルコ、髙橋選手がポーランドでプレーしていますが、ともに海外で培った経験を日本代表でも発揮しています。
海外挑戦の歴史は加藤陽一選手から受け継がれている
現在では海外リーグへの挑戦は珍しいことではありません。
しかし、その流れを切り開いた一人が加藤陽一選手です。
加藤選手は2002年にイタリア・セリエAへ挑戦。当時は日本人選手が海外でプレーする例がほとんどない時代でした。
厳しい評価を受けながらも実力で信頼を勝ち取り、その後はギリシャやフランスでもプレー。こうした先駆者たちの挑戦があったからこそ、現在では多くの日本人選手が海外へ挑戦する時代につながっています。
男子バレーと女子バレーの海外移籍を比較!
男子・女子ともに海外リーグへ挑戦する日本人選手は年々増えていますが、移籍先にはそれぞれ特徴があります。
男子はイタリアやポーランドを中心にヨーロッパへの移籍が多く、世界最高峰のリーグで経験を積む選手が増えています。
一方、女子はイタリアやトルコに加え、アメリカや中国など、より幅広い国や地域でプレーする選手が多いのが特徴です。
どちらも海外で得た経験を日本代表へ持ち帰り、チーム力の向上につなげている点は共通しています。
女子バレーの海外移籍選手については、こちらの記事で詳しく紹介しています。
まとめ
男子バレー日本代表では、近年ますます海外リーグへ挑戦する選手が増えています。
現在は石川祐希選手や髙橋藍選手、大塚達宣選手、小川智大選手が海外でプレーし、日本代表の活躍を支えています。
その一方で、日本男子バレーの海外挑戦の歴史は、加藤陽一選手をはじめとする先輩たちの挑戦から始まりました。
海外で道を切り開いた先駆者たちの存在があったからこそ、現在では多くの日本人選手が世界トップレベルのリーグへ挑戦できる環境が生まれています。
今後も新たな海外移籍選手が誕生する可能性があるため、本記事では最新情報を随時更新していきます。


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