BUMP OF CHICKENの過去曲はなぜ何年経っても作品に寄り添える?タイアップされ続ける理由を考察!

コラム

この記事でわかること

✅ BUMP OF CHICKENの過去曲が再びタイアップされる理由(考察)

✅ 「ダイヤモンド」「リボン」「銀河鉄道」「セントエルモの火」が作品に選ばれた理由

✅ BUMP OF CHICKENの楽曲が時代を超えて愛される魅力

BUMP OF CHICKENは、新曲だけでなく、何年も前に発売された楽曲が映画やアニメ、CMなどの作品に起用されることが少なくありません。

最近では「セントエルモの火」が漫画『君と宇宙を歩くために』のスペシャル映像に起用され、大きな話題となりました。

さらに、「リボン」は映画『星つなぎのエリオ』の日本版エンドソング、「ダイヤモンド」は第100回箱根駅伝のCMソングとして起用されるなど、発売から何年、時には何十年も経った楽曲が再び注目を集めています。

なぜBUMP OF CHICKENの楽曲は、時代を超えて新しい作品に選ばれ続けるのでしょうか。

今回は、BUMP OF CHICKENのファンである私が、過去曲がタイアップされ続ける理由について考えてみたいと思います。

私がBUMP OF CHICKENを好きになったきっかけ

私がBUMP OF CHICKENを好きになったきっかけは、漫画『3月のライオン』でした。

『3月のライオン』を読んでいた頃、アニメ化が発表されました。

その主題歌を担当すると知ったのが、BUMP OF CHICKENでした。

オープニングテーマの「アンサー」、エンディングテーマの「ファイター」は、どちらも作品のために書き下ろされた楽曲です。
※「ファイター」は、2014年発売の原作コミックス第10巻特装版CDとして先行発表され、その後アニメのエンディングテーマとしても起用されました。

初めて聴いたとき、「どうしてここまで登場人物の気持ちを言葉にできるんだろう」と驚いたことを今でも覚えています。

特に「アンサー」は、主人公・桐山零が川本三姉妹と出会い、少しずつ孤独から救われていく姿と重なり、何度聴いても胸がいっぱいになりました。

「無くしたくないものを見つけたんだって気付いたら~」という歌詞を聴くたびに、零くんがようやく「大切にしたい居場所」を見つけられたことを思い出してしまいます。

「ファイター」も同じでした。

冒頭から零くんの心情に寄り添うような歌詞が続き、決して作品を説明しているわけではないのに、登場人物の孤独や葛藤、前へ進もうとする気持ちが自然と伝わってきます。

私は、この表現力に心を奪われました。

そこから他のアルバムや楽曲を聴くようになり、気付けばBUMP OF CHICKENが大好きになっていました。

どれが一番好きかと聞かれても選べないくらい、心に残る曲ばかりです。

BUMP OF CHICKENの魅力は「物語」と「寄り添うこと」

BUMP OF CHICKENの楽曲を聴いていて感じるのは、一曲一曲に物語があることです。

「K」や「ダンデライオン」、「銀河鉄道」、「セントエルモの火」など、目を閉じると景色や登場人物の姿が浮かんでくるような楽曲が数多くあります。

私は、こうしたストーリー性のある曲が特に好きです。

歌を聴いているというより、一冊の短編小説を読んでいるような感覚になります。

そして、BUMP OF CHICKENの楽曲には、もう一つ大きな魅力があります。

それは、作品の主役になるのではなく、作品の隣を一緒に歩いてくれること。

無理に感動を演出したり、強く背中を押したりするのではなく、登場人物の気持ちに静かに寄り添いながら、一緒に歩いてくれるような温かさがあります。

だからこそ、発売から何年も経った楽曲であっても、新しい作品と出会うたびに新しい意味を持ち、多くの人の心を動かすのではないでしょうか。

では実際に、発売から何年も経って再び作品に選ばれた楽曲を見ていきましょう。

BUMP OF CHICKENの過去曲が再び注目!主なタイアップ作品一覧

BUMP OF CHICKENは、新曲だけでなく、発売から何年も経った楽曲が新たな作品やCMに起用されることがあります。

もちろん、過去曲がタイアップされるアーティストは珍しくありません。

しかし、BUMP OF CHICKENの場合は「昔の曲なのに違和感がない」「まるでその作品のために書き下ろしたよう」と感じることが多いのではないでしょうか。

まずは、近年話題になった主な過去曲のタイアップを見てみましょう。

楽曲発売年タイアップ作品・CM発売からの年数
ダイヤモンド2000年第100回箱根駅伝 サッポロビールCMソング約23年
銀河鉄道2005年映画『秒速5センチメートル』劇中歌約20年
リボン2017年映画『星つなぎのエリオ』日本版エンドソング約8年
セントエルモの火2010年漫画『君と宇宙を歩くために』3周年記念スペシャル映像約15年

発売から10年以上経っている楽曲もあり、「なぜ今、この曲なんだろう」と驚いたファンも多かったのではないでしょうか。

私自身も、「セントエルモの火」が『君と宇宙を歩くために』に起用されたと知ったときは、本当にうれしくて、公開を心待ちにしていました。

BUMP OF CHICKENのファンの間では人気の高い楽曲ですが、これまで大きく取り上げられる機会は多くありませんでした。

だからこそ、このコラボが発表されたときは思わず声が出るほどうれしかったです。

🎵「ダイヤモンド」が第100回箱根駅伝CMに選ばれた理由を考察

「ダイヤモンド」は、BUMP OF CHICKENのメジャーデビュー初期を代表する一曲です。

それが約23年の時を経て、第100回箱根駅伝のCMソングに起用されたことは、多くのファンにとって驚きでした。

箱根駅伝といえば、「挑戦」「努力」「夢」といったイメージがあります。

だからこそ、応援歌のような力強い楽曲を想像する人も多いかもしれません。

しかし、「ダイヤモンド」はただ「頑張れ」と強く背中を押す曲ではありません。

迷いや不安、自分自身と向き合う時間も含めて、一歩ずつ前へ進もうとする人の気持ちに寄り添ってくれる楽曲です。

だからこそ、100回という節目を迎えた箱根駅伝のCMにも自然と溶け込み、多くの人の心を動かしたのではないでしょうか。

🎵「リボン」は”つながり”を描く物語にぴったりだった

「リボン」は、人と人とのつながりや絆を感じさせる楽曲です。

タイトルのとおり、「結ぶ」という言葉を象徴するような一曲です。

「結ぶ」というイメージを持つこの曲は、一度ほどけてしまったものを、もう一度結び直していくような温かさがあります。

映画『星つなぎのエリオ』は、人との出会いやつながりが大切なテーマの一つになっています。

だからこそ、「リボン」が日本版エンドソングに選ばれたことにも納得しました。

映画の感動をさらに大きくするというより、エンディングで登場人物たちの想いにそっと寄り添い、物語の余韻を優しく包み込んでくれるような存在だったと感じます。

🎵「銀河鉄道」は旅を描く物語だからこそ色あせない

「銀河鉄道」は、私が特に情景が浮かぶと感じる楽曲の一つです。

タイトルから広がる景色だけでなく、歌詞やメロディーからも、まるで長い旅をしているような感覚になります。

だからこそ、映画『秒速5センチメートル』との組み合わせを知ったときも、とても自然に感じました。

人生は前へ進み続ける旅であり、人との出会いや別れもその中にあります。

そんな時間の流れを描いた作品だからこそ、「銀河鉄道」が持つ世界観が違和感なく重なったのではないでしょうか。

何年経っても古さを感じさせないのは、「旅」という普遍的なテーマが描かれているからなのかもしれません

🎵「セントエルモの火」が『君と宇宙を歩くために』と重なった理由

今回、私が一番心を動かされたのが「セントエルモの火」です。

この曲は、ドラムの升秀夫さんとの富士登山をきっかけに生まれた楽曲として知られています。

そのエピソードを知ってから聴くと、一歩ずつ山を登る情景や、隣に誰かがいる心強さが自然と浮かんできます。

今回、『君と宇宙を歩くために』とのコラボが発表されたとき、私はまだ作品を読んだことがありませんでした。

そのため、「なぜ『セントエルモの火』が選ばれたのだろう」「どんなところが作品と重なるのだろう」と、とても楽しみにスペシャル映像の公開を待っていました。

実際に公開された映像を見ると、その理由に納得しました。

今回のコラボは、作者の泥ノ田犬彦先生が、主人公のひとり・小林のイメージソングとして「セントエルモの火」を聴きながら漫画を描いていたことがきっかけだったそうです。

このエピソードを知り、「だからこんなにも自然に作品と重なるんだ」と思わずうれしくなりました。

誰かが誰かを無理に引っ張るのではなく、それぞれの歩幅を大切にしながら、一緒に前へ進んでいく

そんな『君と宇宙を歩くために』の空気感と、「セントエルモの火」が持つ優しさや温かさは、とても相性が良かったように感じます。

私はこのコラボを通して、改めて思いました。

BUMP OF CHICKENの楽曲は、作品を彩るためだけの音楽ではなく、作品の隣を一緒に歩いてくれる音楽なのだと。

なぜBUMP OF CHICKENの過去曲は何年経っても作品に寄り添えるのか

ここまで、発売から何年も経って再び注目を集めた楽曲を紹介してきました。

もちろん、過去曲がタイアップに起用されるアーティストは他にもいます。

それでも私は、BUMP OF CHICKENほど「まるでこの作品のために書き下ろしたのでは?」と思わせるバンドは、そう多くないように感じています。

では、なぜBUMP OF CHICKENの楽曲は、時代を超えて作品に寄り添い続けられるのでしょうか。

私なりに考えた理由を3つ紹介します。

理由① 一曲の中に物語があるから

私がBUMP OF CHICKENを好きな理由の一つが、ストーリー性のある楽曲の多さです。

「K」や「ダンデライオン」、「銀河鉄道」、「セントエルモの火」など、目を閉じるだけで情景が浮かんでくるような曲がたくさんあります。

歌を聴いているというより、一冊の短編小説を読んでいるような感覚になることも少なくありません。

私はこうした「物語を感じる曲」が大好きです。

だからこそ、映画やアニメと出会ったときも、もともとその作品の世界に存在していたかのように自然と溶け込むのではないでしょうか。

理由② 登場人物の心情を描く表現力があるから

私が初めてBUMP OF CHICKENに惹かれたきっかけは、『3月のライオン』でした。

「アンサー」と「ファイター」は作品のために書き下ろされた楽曲ですが、私が驚いたのは、ストーリーを説明するのではなく、登場人物の心の動きを丁寧に言葉へと変えていたことです。

悲しい。苦しい。うれしい。

そんな単純な言葉では表せない感情まで、藤原基央さんの歌詞は自然と伝えてくれます。

だからこそ、その後に過去曲を聴いたときも、「この曲も誰かの物語なんだ」と感じるようになりました。

登場人物の名前や出来事を直接描かなくても、心情を描くことができる。

その表現力こそが、何年経ってもさまざまな作品に寄り添える理由の一つなのだと思います。

理由③ 「作品の主役」ではなく、「作品の隣」を歩いてくれるから

私がBUMP OF CHICKENの一番好きなところは、ここかもしれません。

BUMP OF CHICKENの楽曲は、作品より前に出ようとしません。

無理に感動を演出したり、「頑張れ」と強く背中を押したりするのではなく、登場人物や作品の隣を歩きながら、その気持ちをそっと支えてくれるように感じます。

だから映画やアニメが終わったあとも、「この曲が良かった」というより、「作品と曲が一緒になって心に残った」と感じることが多いのです。

私は、この「寄り添う」という距離感がBUMP OF CHICKENらしさなのではないかと思っています。

何年経っても色あせないのは、流行を追いかけた曲ではなく、人の感情そのものを描いているから。

だから新しい作品と出会うたびに、その作品だけの新しい意味が生まれるのではないでしょうか。

タイアップは「新しいファンとの出会い」でもある

私自身、『3月のライオン』がきっかけでBUMP OF CHICKENを好きになりました。

もしあの作品に出会っていなければ、ここまで夢中になることはなかったかもしれません。

だから私は、タイアップは作品を盛り上げるためだけのものではなく、新しいファンとの出会いでもあると思っています。

実際に、『君と宇宙を歩くために』をきっかけに「セントエルモの火」を初めて聴いた人もいるでしょう。

そして、その人がアルバムを聴き、「K」や「ダンデライオン」、「銀河鉄道」などの過去曲にも出会っていくかもしれません。

私もそうだったように、一曲との出会いが、新しい音楽の世界への入り口になる

それもまた、BUMP OF CHICKENのタイアップが持つ大きな魅力なのだと思います。

まとめ

BUMP OF CHICKENの過去曲が何年も経って新しい作品にタイアップされる理由に、明確な答えはありません。

ですが私は、一つひとつの楽曲が「誰かの人生」や「誰かの物語」に寄り添える力を持っているからではないかと感じています。

一曲の中に物語があり、登場人物の心情が丁寧に描かれていて、作品の主役になるのではなく、そっと隣を一緒に歩いてくれる。

だからこそ、発売から10年、20年経った楽曲であっても、新しい作品と出会うたびに新しい意味が生まれ、多くの人の心を動かすのではないでしょうか。

私自身も、『3月のライオン』がきっかけでBUMP OF CHICKENに出会いました。

作品に寄り添う歌詞に心を動かされ、そこからアルバムを聴き、ライブへ足を運び、気付けば「どの曲が一番好き?」と聞かれても答えられないくらい、BUMP OF CHICKENが大好きになっていました。

「K」や「ダンデライオン」のように物語を読んでいるような曲。

「銀河鉄道」のように景色が浮かぶ曲。

「セントエルモの火」のように、一歩ずつ誰かと歩いている情景が見える曲。

どの曲にも、それぞれ違った魅力があります。

そして今、『君と宇宙を歩くために』をきっかけに「セントエルモの火」を初めて聴く人がいます。

その人が「この曲、いいな」と感じて、さらにBUMP OF CHICKENの他の楽曲にも興味を持ってくれたら、ファンとしてこれほどうれしいことはありません。

テレビで耳にする有名な曲はもちろん素敵ですが、アルバムにはまだまだたくさんの名曲があります。

情景が浮かぶ曲、物語に引き込まれる曲、人生の節目でそっと寄り添ってくれる曲。

BUMP OF CHICKENには、そんな楽曲が数え切れないほどあります。

この記事を読んで、少しでも「他の曲も聴いてみようかな」と思っていただけたら幸いです。

そして、何年後かにまた新しい作品でBUMP OF CHICKENの過去曲が流れたとき、

「やっぱりこの曲だったんだ。」

そんなふうに、作品と音楽が出会う瞬間を一緒に楽しめたらうれしく思います。

ちゃぼこ
ちゃぼこ

もしこの記事がきっかけで一曲でも気になる楽曲が見つかったら、ぜひ他の曲も聴いてみてください。きっと、あなたに寄り添ってくれる一曲にも出会えると思います。

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